当院では不妊治療を受ける男性の患者様に、泌尿器科での診察を行っています。
不妊原因の約半数は男性側にあると言われており、2019年、当院の男性不妊の割合は43.6%でした。
診察を受けることで、不妊治療をしている男性の約40%に疑いがあると言われている精索静脈瘤の有無や、腫瘍などの有無を確認することができます。
他にも乏精子症や精子無力症など原因は様々ですが、治療をすることで精子の状態がよくなることもあります。
不妊治療は女性が主体となりがちですが、ご夫婦ふたりの治療です。
幸せな未来のために二人三脚で歩んでいきましょう。
当院に通院でない方で、泌尿器科医による診察を希望される方は、プレチェックの「男性オプション検査」内の「超音波検査」をご予約ください。
診察内容
男性泌尿器科医師が診察します。看護師の同席はありません。
問診
既往歴、射精の問題の有無などを確認します。
診察
触診
精巣や精巣上体、精子の通り道に問題がないかを調べます。エコー
精巣内部の血流を確認し精索静脈瘤の有無、腫瘍などの有無を確認します。
ED薬の処方
ED、排卵日EDでお悩みの方にお薬を処方させていただきます。
勃起や射精に不安がある方、デリケートな悩みもお気軽にご相談ください。
無精子症
2回の精液検査を実施し、精子が認められなかった場合に無精子症と診断されます。
無精子症には閉塞性無精子症と非閉塞性無精子症があります。
閉塞性無精子症の場合はそのまま精巣内精子採取術(TESE)をするか、非閉塞性無精子症の場合は以下の検査を実施した上で顕微鏡下精巣内精子採取術(micro-TESE)適応かを判断します。
手術で精子が獲得できれば、体外受精にすすみます。
血液染色体検査(必要時)
血液検査で染色体を調べます。
AZF検査(必要時)
Y染色体にある精子形成に関与する染色体を調べ手術適応か判断します。
- ※上記の検査を受けることで、お子様を授かった場合に遺伝の可能性を知ることができます。
- ※検査時は検査費用と再診料が必要です。
診療について
当院に奥様と通院中の方は保険診療となります。
また、当院に奥様が通院でない方は、プレチェックの「男性オプション検査」内の「超音波検査」からのお申込みとなります。
<日時>
- 第2土曜日 13:00~16:30
- 第4土曜日 13:30~16:30
※学会出席等で診療日の変更がございます。