みなさん、こんにちは!院長の園田です。
3月中旬となり、暖かな日差しの日も増え、春なんだな~と実感できる時期になりましたね。また、花粉症に悩まされている方も多いと思います(私もです)。
次は黄砂の襲来かと思うとうんざりしますが。
そういえば、先日、ものすごく久しぶりに動物園に行ってきました。
そこで、自分でも驚いたのですが…
これまで大きなネズミとしか思ったことがないカピバラが一生懸命、水を飲む姿を見て、予想外に癒しをもらいました。
毎日の生活の中でのふとした癒しはとても大事ですよね。

最近、みなさんも少子化、出生率低下について報道等で耳にする機会も多くあるかと思います。
報道でもよく聞く「合計特殊出生率」という言葉がありますが、“合計”って何?“特殊”って何?と思われる方も多いのではないでしょうか。
「合計特殊出生率」とは、一人の女性が一生の間に何人の子どもを産むのかという値で、15歳~49歳までの各年齢層の女性の年齢別出生率を求め、合計することによって算出します。人口を維持するには2.06~07が必要と言われています
2023年における日本の「合計特殊出生率」は1.20、2024年の日本人の出生数は初めて70万人を割り、合計特殊出生率も1.15を割り込むとの報道もありました。
日本は超少子化社会であることは間違いないようです。
少子化の要因には
- 晩婚化
- 経済的負担
- 子育て支援体制が不十分であること
- 女性の社会進出
- ライフスタイルの多様化
などなど、あまりにも多く複雑で、簡単には解決することができないのが現状ですね。
当院で妊活を頑張っているみなさんを毎日診療していると、本当に少子化なのか?と思うことも多くありますが。
子どもを産みたいというみなさんの思いがくじけないような社会に少しずつでも変化していってほしいと常々思います。
そんなことを考えながら、いつの間にか“妊活”という言葉もすっかり定着したものになっているなといろいろ検索していたところ、面白いなと思う記事があったのでご紹介してみたいと思います。
“ロート製薬の妊活白書”で「令和の妊活5タイプ」ということが提唱されていました。
妊活に対する考え方・取り組み方、パートナーとの関係性により、5つのタイプに分けられています。とても上手なタイプ別ネーミングだなと感じました。
自分はどのタイプに当たるのかなということを考えながら、参考にしてみてください。

ライフスタイル・価値観の多様化に伴い、不妊治療・妊活も周知され、社会の取り組みも少しずつ変化しています。
しかし、突然社会の仕組み、仕事の状況が変わることはなかなか難しいので、今、自分が置かれている現状でできることをやっていかなければなりません。
また、妊活においては年齢というリミットがあり、治療できる期間は限られているということも念頭に、受診を迷われている方は、ほんの少しの勇気をもって、クリニックの扉をくぐってみてください。妊活においてはさまざまな検査や、治療があり迷うことも多いかと思いますが、その小さな一歩が大きな前進になるようスタッフ一同お手伝いしてまいります。
院長 園田桃代