気を付けたい感染症 梅毒

以前にも梅毒についてこちらのブログで紹介していますが↓、最近の動向についてです。

https://www.sonoda-art.com/blog/wp-admin/post.php?post=2657&action=edit

厚生労働省のHPより抜粋になりますが男性では20~50歳代、女性では20歳代に感染のピークがあり、生殖年齢にある方の感染者が多いです。

「2022年感染症発生動向調査事業年報」厚生労働省健康生活衛生局感染症対策部感染症対策課・国立感染症研究所感染症疫学センター(2024年4月15日発行)

​妊娠女性の場合は胎盤を経由して胎児へ感染する可能性があり、流産、死産、先天異常を引き起こすことがあります。妊婦中に梅毒の治療はできますが、妊婦が治癒しても、胎児への⺟⼦感染は完全に
は予防できません。⺟⼦感染した児では、流産、死産にならなくても、先天異常
(難聴、肝脾腫、⾓膜炎、⾻異常、⼼奇形、⻭の異常など)や精神発達遅延などを持った
状態で⽣まれてくることがあり、これを完全に治療することは難しいとされます。

症状があっても気づかないケースもあり、知らない間に感染が広がります。治癒後も再感染することもあり、当院通院中の方には年に一回の感染症検査を実施しています。

症状が気になる方も必ずご相談ください。