みなさん、こんにちは。院長の園田桃代です。
新しい年が始まりましたが、みなさんはどのような年始を迎えましたか?
2025年の干支は巳(へび)ですね。
巳(へび)は、昔から神様の使いとして大切にされてきた動物で、皮を脱ぎ捨て(脱皮)新たな姿に生まれ変わる姿がその象徴となっています。このことから、巳年は新しい挑戦や変化に対して前向きな姿勢を示す年とも解釈されているということです。
変化に柔軟に対応し、今できることをやっていく。不妊治療においてはとても大事な姿勢ですね。
今回は当院でできるカウンセリングについてお話したいと思います。
管理栄養士がみなさんの普段の食生活、ライフスタイルを聞き取り、その方に合った改善点や食材の採り方の工夫や調理方法など、妊娠前から、最適な体内環境に整えられるようにアドバイスしていく場になります。普段から食生活に気を付けるといっても具体的にどのようにすればよいのか…となりますが、栄養カウンセリングを受けることによって、たくさんのヒントをもらえると思います。忙しい現代の女性、全てを完璧にコントロールすることは不可能ですが、これならできるかもということから始めてみませんか。
不妊治療において大きな影響を及ぼすこころの問題。期待をしては月経がくる度にがっかりするのは当然の気持ちですし、パートナーとの気持ちのすれ違いや、仕事との両立で身体だけでなく精神的にもしんどくなる、たくさんの心が折れそうな状況に遭遇すると思います。心が折れる前に誰かに話すことで気持ちが軽くなり、考えが整理でき、また前を向けるのかもしれません。当院では公認心理師がおひとりおひとりのお話を傾聴し、こころの面でもしっかりとサポートしてまいります。
ひとりでも多くの方に妊娠してもらいたいという思いで、私たち医療者、特に医師は治療を前へ前へと進めていきます。妊娠には年齢というリミットがあり、治療できる期間は限られているためです。そのときの最適と思われる医療を提供するために、治療のステップアップや、治療方法の変更などしていきますが、ちょっと気持ちが付いていかないということもあるかもしれません。そういうときに、カウンセリングを受けてみるのも良いと思います。
また、自分で何かできることはないのかという思いがある方は、自分も治療に積極的に参加するということで、栄養面から整えていくということも考えてみてください。
また、公認心理師、管理栄養士の他に、日本生殖心理学会の生殖医療相談士資格をもった看護師もいます。また日本卵子学会から認定された技術も知識も豊富な胚培養士がいます。
とても頼もしい、信頼できる自慢のスタッフがそろっています。
“身体も心も健康な妊婦として送り出す” 開院当初から当院が目指す不妊治療です。
2025年、新しい年のスタートとともに、私たちとともに前へ進みましょう。
院長 園田桃代