こんにちは。受付の西谷です。9月とはいえまだ夏を思わせる暑い毎日ですが、皆さま体調などお変わりないでしょうか。
今回はインフルエンザワクチンについてのお知らせになります。
今年もインフルエンザの季節が近づいてきました。「インフルエンザワクチンは不妊治療中でも受けることはできますか?」「妊娠中(妊娠の可能性がある場合)でも接種しても問題ないですか?」という質問をよくいただきます。
結論から言いますと「接種可能です。」
産婦人科診療ガイドラインによると「妊婦へのインフルエンザワクチン接種はインフルエンザの予防に有効であり、母体および胎児への危険性は妊娠全期間を通じてきわめて低い」とされています。
インフルエンザワクチンは不活化ワクチンというものであり、病原性をなくした細菌やウイルスの一部を使用しており、接種後に増殖するということはありません。
またガイドラインによると、妊娠中にインフルエンザに感染した場合自然流産、早産、低出生体重児、胎児死亡が増加するといわれています。
米国疾病予防局(CDC)および米国産婦人科学会(ACOG)は、妊婦へのインフルエンザワクチン接種はインフルエンザの重症化予防に最も有効であり、母体および胎児への危険性は妊娠全期間を通じてきわめて低いとして、インフルエンザ流行期間に妊娠予定や妊娠中(妊娠期間に関係なく)の女性へのインフルエンザワクチン接種を推奨しています。
当院では患者様向けに「チメロサールフリー」のインフルエンザワクチンをご用意しております。チメロサールとは、防腐剤として一部ワクチンに含まれる有機水銀化合物のことです。これに対して、チメロサールフリーのワクチンは、チメロサールを含まず、安全性も確認されているため、安心して接種していただけます。
接種について
事前予約制でインフルエンザワクチンを診療時間内に接種しております。ご希望の方は、以下の方法でご予約をお願いいたします。
実際の接種は10月に入ってからになります。現在は確保のみの予約となります。接種は10月以降でお決めになり、お知らせください。
・予約開始:9月9日(月)~
・予約方法:電話予約or直接ご来院(受付にてお申し出ください)
・費用:4,000円(自費)
・対象:通院中の患者さま
※ワクチンの数に限りがありますので、ご希望の方はお早めにご予約をお願いいたします。
不妊治療や検査だけでも不安も多く、一人で抱え込むこともあると思いますので、接種についてご心配なことがあれば、まずはご相談くださいね。