39歳or42歳で治療を始める方へ

不妊治療が保険適用となり、早1年たちました。

大きく費用面も変化し、負担減又は負担増と感じている方もいらっしゃるかと思います。

私自身感じることは、患者様の年齢層が幅広くなったことや転院されてくる方が以前より増えたことです。

おそらく保険治療になり『不妊治療するなら専門のクリニックへ行くのが近道』と考え受診しやすくなったことが一つの要因かな?と感じています。

私はこのクリニックへ勤めて10年となりますが、以前は、男性から『なんとなく院内に居づらい、女性ばかりで入りにくい』という意見もよく耳にしていました。

現在は、夫婦そろって受診する機会が増え、今や当たり前の光景となったせいかそのような意見は聞かなくなりました。とてもいい事ですね。

保険で治療を受けるためには様々な条件はありますが、一番大きいのは年齢です。

回数に上限があるので、慌てて転院されてくる方も多くいらっしゃいます。

現在39歳、または42歳の方は、次のお誕生日を迎えると保険適用内で治療できる回数が減少します。

治療開始の日が40歳➡3回 、43歳➡自費のみの治療ということです。

ご自身の治療可能な回数は持ち分として取得しておきたいと、大半の方は考えられますよね。

例えば42歳で受診して、必要な検査を受けた後、採卵までは42歳でできた。がしかし、胚移植のころに43歳になってしまうという方については、保険適用できるのは1回のみ。

回数は残り2回あるものの、次の採卵周期は43歳になっているため自費での治療です。

自費治療はお薬も限られていない為、医師と相談いただき治療方法も選択できるメリットもあります。デメリットではありません。

そこで治療を始める時期をもし迷われていたら、まずは検査だけでも先に受けてはいかがでしょうか?

紫陽花(アジサイ)の花言葉をご存知ですか?

今年は早くから梅雨入りしてしまい、長い梅雨になるのか早い梅雨明けを迎えるのかどうなんでしょうね。でもこの時期の私の楽しみは紫陽花です。小さな萼(ガク)が仲良く一つに集まって存在感がある姿が魅力に感じます。

色々な色がありますが、花言葉もそれぞれ違うそうです。
青  →辛抱強い愛情
ピンク→元気な女性
白  →寛容

みなさんは何色が好きですか?
気が滅入る時期でもありますが、日常で小さくてもいいから笑顔になれることを見つけていきたいですね。                        受付 青木夕佳子