あっという間に10月になり、季節は秋になりましたね。皆さんは秋と言えば何を思い浮かべますか?
芸術の秋、食欲の秋、色々ありますよね。今回は食欲の秋に注目して、妊活中の栄養についてお話させていただきます。9月から栄養カウンセリングが始まったことは先月の看護師からブログでもお話させていただきました。
不妊治療にはさまざまなアプローチがありますが、まずは卵子や精子が元気であることが重要な条件になります。精子や卵子が完成し、受精し、着床するまでの期間(いわゆるプレコンセプション期)のカップルが健康であるほど、妊娠が成立しやすくなり、胎児の発育もよくなることが知られています。プレコンセプション期に健康で栄養状態の良いカップルから生まれた赤ちゃんほど健康であり、かつ、その赤ちゃんは成人してからも健康を保ちやすくなるのです。
「食べること」は「命のもとを作ること」
卵子や精子も私たちの食べたものから栄養を取り入れています。卵子の質、精子の質を良くするためにも、食生活は妊活中の重要事項といえます。また、元気な赤ちゃんもお母さんの栄養を元に育ちます。
もしも、妊娠を望む女性の食事の質が低下し、栄養素のバランスが悪くなると、妊娠しにくくなったり、妊娠後の胎児の正常な発育が妨げられるリスクが高くなったりします。
このように妊娠前からの食事が未だ見ぬ子どもの健康に影響を与えることになるのです。
多くの女性は、食事に関心が高いと思われます。でも、具体的にどのようなものを食べれば良いのか、分からないことも多いのではないでしょうか?
当院では、サポート体制のひとつとして、今年の9月から「栄養カウンセリング」が始まりました!
「栄養カウンセリング」では、患者様の食生活やライフスタイルに合わせて、管理栄養士が妊娠前から適正な体重を維持し、必須微量栄養素の不足を予防することで、最適な体内環境に整えられるよう個別でアドバイスをさせていただています。
患者様の食生活やライフスタイルを聞き取りさせてもらい、患者様に合わせた栄養指導をしています。
管理栄養士による栄養カウンセリングを受ける機会はあまりないと思いますので、当院でぜひ受けていただき、妊娠しやすい健康な体づくりを一緒に目指しましょう!