7月よりスタート! ~当院の新しい医療体制について~

皆さま、こんにちは。受付の和田です。

梅雨はまだまだ明けず天気はあまり良くはなかったですが、先日の連休に京都~兵庫へ旅行に行ってきました。

昔ながらの城下町の面影の残る豊岡市出石で、美味しいお蕎麦をいただきました。数年間にも行ったことのあるお店で、風情ある古い建物で趣のあるお店なのですが、なんと、注文が今流行りのテーブルでスマホでオーダーでした。最近増えてきている、QRコードを読み取ってネットで注文するあの方式です。IT化の波がこんなところまで来ていました。

このシステムを初めて見たときは「店にいるのにどうしてネットで注文?」と変な感じがしましたが、慣れてきた今となっては店と客、両方にとって利便性の良い優れたシステムだと思っています。

お蕎麦は相変わらず美味しかったです。




さて、当院でも病院と患者様双方にとってより良い医療となるよう、様々なところでIT化を進めるべく、この7月より新システムを導入し、新しい診療体制で皆さまをお出迎えしています。

その一つが、カード型診察券の廃止です。

今まではカード型の診察券を作成してお渡しして、来院の際に受付でお預かりしていましたが、新システムではスマホのQRコードを機械にかざしていただくことでご本人確認と自動チェックインができるようになりました。

また、今までは患者様のプライバシーを守るため、お名前はお呼びせず番号札での院内呼び出し方法でしたが、患者様のスマホに通知が行くという方式の呼び出し方法に変わりました。

次に問診票のweb化です。

初診の方は事前に問診票を紙で印刷し、記入してご持参をお願いしていましたが、ご自宅にプリンターがない方も多く、来院してから記入していただいてお時間がかかったりしていました。Webで事前に回答いただくことで来院される前に内容を確認することができますので、初診の方の待ち時間短縮になるとも考えています。

次に予約票の廃止です。

次回の予約日時を患者様にお知らせする目的や、次はどの予約でいつ来院すればよいかをお伝えしたり、採血項目の間違いを防ぐために紙の予約票をお渡ししていましたが、新システムでは患者様用個人ページを見ることで、予約日時の確認ができたり、次はいつ頃行けばいいのか、オンライン予約ではどの種別で予約を取ればいいのかも詳しく表示されていますので、予約も取っていただきやすくなったと思います。

また、予約票にID、名前、生年月日をご記入いただき毎回ご持参いただく手間もなくなりましたので、この点も患者様にご好評をいただいているところです。

最後に基礎体温ノートについてです。

当院専用の基礎体温ノートは、単に体温を測った記録を取るためだけのものではなく、今までの検査歴が書いてあったり、行った治療、超音波検査で測った数値、タイミングを取るべき日、薬の名前や服用期間などを医師が記入したりと、患者様にも治療内容をご理解いただくため様々な情報が載っている大変重要なものでした。

しかし、最近は基礎体温はアプリで管理されている方も多く、毎回ノートに転記し、持っていくのが手間だというお声をいただいたこともありました。

そこで、治療内容をお伝えするのは別方法を取ることとし、体温記録は必ずノートを使わなくても、アプリ等を使って記録していただいて構いませんとご案内しています。ただし、医師が診察する際に基礎体温が重要になることもありますので、アプリでもノートでも結構ですので基礎体温は継続して記録していただき、医師の求めに応じてお見せいただくようお願いします。


新システム導入にともない、皆さまにはシステムの事前登録にご協力いただきまして誠にありがとうございました。今後も患者様が通いやすいよう改良を重ねてまいります。