AMH検査のすすめ

こんにちは。春爛漫、すごしやすい季節がやってきましたね!
桜は過ぎてしまいましたが、今年はこれから見頃を迎える舞洲のネモフィラも気になっています。感染対策など気を遣うべきことも多いですが、出来る範囲でその季節にしか出来ないレジャーを楽しんでいきたいものですね。

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さて、話しは変わりますが、
明後日4月17日は何の日でしょうか?

ヒント:卵。うさぎ。

正解は、イースター🥚🐣🐰🌼

キリストの復活を祝うキリスト教の大切なイベントで、「卵」と「うさぎ」がモチーフとなっています。
大手テーマパークでも毎年イベントが開催され、近年では日本でも定着しつつあると言われているそうです。
「卵」は新しい命の誕生や復活を、「うさぎ」は多産であることから子孫繁栄を象徴しているとされています。

ところで、上のうさぎのイラストに見覚えのある方はいらっしゃるでしょうか。
実は以前、妊活セミナーの『AMH』の項で登場しています。

『AMH:抗ミュラー管ホルモン』卵巣年齢を調べる検査ですね。

挿絵のことは置いておいても、
AMHは絶対に覚えておいていただきたい項目なので
今回はイースター → 卵 →AMH!の縁でおさらいをしておきたいと思います!

当院では初診時の検査説明の時にAMHのお話をさせて頂いています。

卵巣の中にある原子卵胞(卵子の元になる細胞)の数ははじめから決まっていて、何か工夫をしたら増えるものではなく、毎月減っていく一方のものです。

それが今どれくらい残っているのか?
年齢に対してどうなのか?というのを見ていくのがこのAMHの検査です。

卵子の在庫数が「少ない」ことと「質が悪い」ことはイコールでは繋がりませんが、
数が少ないのであれば少しでも妊娠の可能性を上げていくために
早めのステップアップを考えていくこともあります。

また、ART治療の採卵周期では注射を使って卵巣を刺激し、卵子を育てていくのですが
このAMHの数値により投与する薬剤量や刺激方法が考慮されています。

特に昨年10月から当院でも新しく導入された排卵誘発剤の「レコベル」では
AMHと体重をもとに個々の投与量が細かく設定されています。
新しい注射が発売されました


以上の理由から、当院では治療開始時とその後も定期的にAMHの検査を実施しています。

また、今すぐ妊娠を望んでいない場合もAMHを知っておくことは今後の人生設計を考えていく上でもとても大切なことになります。


プレチェック外来にて検査を実施することができますので、是非検討してみてくださいね。


AMHについては桃クリブログでも頻出なので、
以下のリンクもぜひ参考にしてみてくださいね。

卵の在庫!

妊娠するために必要な卵子の数

採卵にまつわる不安毎ごと