~Postコロナへ!そして生殖補助医療(ART)もその先へ!~

みなさん、こんにちは!
院長の園田です。

7月も半分終わり、
今から夏本番というところでしょうか。

夏生まれの私は、やはり夏が大好きです。

蒸し暑いのはゲンナリしますが、
生命力あふれる夏を感じながら、毎日を楽しく明るく過ごしたいと思います。
ビアガーデン行きたいな~と心の声が叫んでおります。

コロナワクチンも供給量の問題等でいろいろとありますが、
ワクチン接種も進んできて、私としては少しホッとしているというところでしょうか。

私、スタッフ、患者さん自身の感染含め、
クリニック内のクラスター発生の恐怖にも怯えながら生活、仕事をしてきた、この1年半。

Postコロナの社会へ向け、
少しずつ前へ進み希望が見えてきたようで嬉しく思います。

マスクも外したい!

旅行も行きたい!

みんなで騒ぎたい!

ソーシャルディスタンスもちょっと縮めたい!

我慢ばかりのコロナ禍、
あの時はこんなだったよねと思える日がやがて来ます。

そのためには、
やはり集団免疫が確立しないと、なかなか元の生活には戻れないですもんね。

また、妊娠中のコロナ感染、特に妊娠後期の感染は重症化リスクが高いというデータも報告されております。
さらに、妊婦の感染経路の60%は家庭内感染と言われています。

コロナワクチンは、感染予防効果や重症化予防効果があり、妊活中の方、妊婦さんにとっても、メリットは大きいワクチンといえると思います。

コロナワクチン接種により、流産するとか、不妊になるとかいう情報が出回っていることに驚きを感じますが(そのような報告、データはありませんので)。
『~妊活女性への応援~コロナワクチン接種のお話』セミナーも開催しますので、いろいろな不安を解消していただきたいと思います。
(7/27追記)現在、セミナーの内容を動画で公開中です。

以前のブログでもお話しましたが、

ワクチンにより、
少しでも安心して妊活できる社会へ復活すること、
妊活中の女性はみんな健康な妊婦さんになってほしい。
スタッフ一同、そう願ってやみません。

さて、生殖補助医療(ART)もコロナ禍の最中であっても、日々歩みを止めることなく、前へ進んでおります。
国も治療を頑張っている方のサポート体制を整えようとしています。

生殖補助医療(ART)は、経済的な負担も大きな治療であることより、現在、2022年4月の公的医療保険適用に向け準備が進められています。
どのような内容で、どの治療まで保険適用になるのか、これからの国の判断待ちという状態になります。

現在、ARTは患者さん個々の状態に合わせたオーダーメイド治療が主流となってきており、画一的な治療では不十分になる面も多くあります。
卵巣刺激ひとつにしても、卵巣機能を評価するホルモンAMH(卵の在庫)や、その他のホルモン値、エコーでの卵巣所見など、さまざまな指標を基に刺激スケジュールを組んでいきます(採卵にまつわる不安ごと)。
採卵個数も個人差があり(妊娠するために必要な卵子の数)、その後の凍結や胚移植なども最適な方法を決めていかなければなりません。

大事なことは、
全ての妊活中のご夫婦がベストな治療を受けられること、医療側もベストな治療を提供できることかと思います。

保険適用までの対策として、
今年1月より助成金制度の拡充(特定不妊治療の助成金拡充案決定)が行われています。
年齢的、時間的な問題も大きな不妊治療、このような助成金制度もあるということを、しっかりと確認しておいてくださいね。

Postコロナの社会へ、妊活も歩みを止めずに、明るく進んでまいりましょう!

今週、神戸で受精着床学会という、この世界では大きな学会が行われます。
当クリニックからも私、培養士、看護師がそれぞれ日々の研究成果を発表します。
これまで得られたデータから分かったこと、改善すべき点が見えたこと、私たちも日々、歩みを止めることのないよう、進んでまいります。

気持ちも晴れやかに、
クリニック内に彩りをと考え、奥の待合室に絵を飾りました。

ご来院された方は、
待ち時間の気分転換にぜひご覧になってくださいね!

院長 園田桃代