特定不妊治療助成金 Q&A

みなさん、こんにちは!

自粛期間中で思うように外出もできませんが、家の近くを散歩すると活き活きとした新緑が目に飛び込んできて、少し気持ちが晴れるような気がします。
ついつい散歩が長くなり、我が家の犬はだいぶ脚力が付いたのではないでしょうか・・・


ところでみなさん、今年は祝日が移動しているのをご存じでしたか?
オリンピックの関係で7月に連休がつくられ、そのため元の祝日が平日となります。
(詳しくは首相官邸ホームページ (kantei.go.jp))

昨年発売のカレンダーなどはこれに対応しておらず、
元々の祝日のままの表示となっていますので気を付けなければいけませんね。


さて今回は、
特定不妊治療助成金について、最近寄せられた質問をご紹介していきます。

制度が拡充され、
所得制限がなくなり、助成額も増額されましたが、
年齢についての要件は変わっていませんので、年齢や回数についての質問が増えてきたように感じています。


Q.不妊治療を今から始めたいです。
43歳になる前に治療開始すれば助成金がもらえると聞きました。
クリニックへの初診を42歳のうちに行けば助成金はもらえますか?

A.特定不妊治療の助成金における「治療開始」とは、体外受精の治療のため投薬等を行った日のことを指します。
不妊クリニックへの初診日ではありません。
当院では、採卵や胚移植の周期の月経開始3日目までの来院がこれに当たります。


Q.最初の体外受精を42歳のうちに始めれば、
その後43歳になっても通算3回申請できる?

A.下記の図をご覧ください。
途中で43歳になってしまった治療は申請することができますが、その後の治療は開始が43歳を超えてしまっているので申請はできません。



Q. 行った治療を全て順番に申請しなければいけないの?

A.申請は選んで行うことができますがさかのぼっての申請はできません。
終了した治療は年度内に申請しなければならないので注意が必要ですが、その年度の治療のうち、どれを申請するのか年度末に決めるのもよいでしょう。
ただし、年度末の申請は混みあいますので、助成金の振り込みが平時より遅れるようです。

例)通算3回まで助成を受けられるAさんの場合。(カッコ内は助成限度額)
①採卵~胚移植~妊娠判定(30万円) ←申請1回目
②胚移植~妊娠判定(10万円)
③胚移植~妊娠判定(10万円)
④採卵~受精せず治療中止(30万円) ←申請2回目
⑤採卵~胚移植~妊娠判定(30万円) ←申請3回目

治療6回のうち、①と④と⑤を申請。

いかかでしょうか。

当院では毎月体外受精セミナーを行っております。
6月、7月の日程も決まりましたので是非ご参加くださいね。

同じ内容を動画でも見ていただけますのでこちらもHPよりお申込みください。
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受付 和田香奈子