漢方のお話2 :漢方で母体作り

漢方薬

前回漢方の紹介をさせて頂きましたが、
それ以降漢方のご相談が少しずつ増えてきました。

気分の落ち込み、頭痛、冷え、胃の不調を訴えられる方が多い印象です。

今回は婦人科三大処方について書く予定でしたが、変更して「胃の不調」ついて書きます。 

不妊治療中は、卵子の質について見たり聞いたりと気になる方も多いかと思います。
卵子も大事ですが、受精卵が宿る母体(土台)も大事です

単純な当たり前の事ですが、
人は食べてエネルギーを作り出す、胃腸に不調があるとエネルギー(気)不足となり、
気血水のバランスが崩れ冷えを含め色んな不調を作り出します。

(気血水については前回の漢方のブログを参考にしてください。)

「畑に適当な肥料と水分がなければ種子が発芽しないように、子宮内膜に十分な栄養(血)と水分(水)がなければ受精卵は発育できない。また、水分が多すぎる(水滞)と受精卵が流されてしまう」

不妊漢方で有名な寺師睦宗先生が唱えた「子宮苗床論」です。

食欲はあるけど胃もたれや胃の張る感じ、胃痛、食欲がない、朝から疲れる、冷え、治療中のホルモン剤を飲むと吐き気がする、などありませんか?

冷えの自覚はなくても触ると冷たいという方もいます。
お腹や腰回り、足を触ってみて、胃腸の具合はどうか一度ご自身の体に目を向けて確かめてみてください。

漢方で胃腸を正して母体(土台)を作ることも妊娠に向けた一歩となるのではないかと思います。

気軽にご相談下さい。

小柳