よくご質問いただきます。
体外受精でかかる金額や、市町村から助成される金額は、HPやインターネットで検索すると情報を得ることができますが、
その他の治療法ではいくらぐらかかるのか…専門のクリニックで不妊治療をしたいけれど、費用への不安があって、最初の一歩を踏みとどまっているというご相談をいただくことがあります。
不妊治療は保険診療で行うことが出来ない検査も多いため、クリニックによって費用は様々です。
だからこそ、助成される金額と同時にかかる費用を知った上で治療を始めると、少し安心できますよね。
そこで、概算ではありますが当院でかかる費用の一例をあげます。
ただし、お薬や注射の有無により個人差があることをご了承下さい。
初診検査
保険検査 約¥5,000
自費検査 約¥26,000
初診でそんなに~!?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、すべて現在のお体の状態を知るために必要な検査です。
来院のたびにかかる費用や通院のご負担を減らすために、一度の来院でできる初診検査をまとめてさせていただいております。
なかなか仕事を休めない等、通院が無理かも…という心配がある方もいらっしゃるかと思いますが、そんな時はお気軽にご相談くださいね。
タイミング法
1回(=1周期)あたり
約¥2,000~5,000
(再診料込・自費検査もあり)
人工授精
1回(=1周期)あたり
約¥23,000~約¥26,000
(再診料込・エコー、注射も含む)
上記のタイミング法や人工授精の場合、助成金がもらえる市町村は残念ながら今日現在ほとんどありません。
そのため、年度末の医療費控除を申請される方が多くいらっしゃいます。
医療費控除って?
支払った年間医療費が一定額を超えた時に、所定の手続きをすることで税金が安くなるというものです。
具体的には、会社員など給与をもらう時点で税金が差し引かれている方は、税金の一部が「還付金」というかたちで戻ってきます。
自営業者の方など確定申告でこれから税金を納めるという場合は、納める税金が少なくなります。
金額の出し方がわからないという方も多いかと思いますが、簡単です。
[1年間のうちに自己負担した医療費]-[保険金等で補てんされた金額]-[10万円]
が医療費控除額となります。
よって医療費控除は、
一年間のうちに自己負担した医療費が実質的に10万円をこえた時に使える制度なのです。
実際いくら還付されるのかは3つのステップで計算できますよ。
①医療費控除額を計算する(対象年度の1/1~12/31)
②課税所得をもとに、所得税率を計算する
③医療費控除額を所得税率と掛け合わせる
*課税所得の調べ方は簡単!『源泉徴収票』を見てください。
〈給与所得控除後の金額〉-〈所得控除の額の合計額〉です。
所得税率は課税所得額によりそれぞれ異なりますので、国税庁HP等でご確認下さい。
体外受精にかかる費用について
体外受精にかかる費用や助成される金額については、『体外受精セミナー』にてご説明させていただいております。
都合がつかなくてなかなか行けない~!という方は、同内容の動画をご用意していますので、ご希望の方は当院HPからお申込みください。
ご自宅でご覧いただけるURLをお送りいたします。
きんもくせいが香るこの季節。食に読書に運動に色々楽しみながら心地よい自分時間をお過ごしくださいね。
受付 青木夕佳子