秋を楽しみながらセロトニンを味方につけよう!

みなさんこんにちは。
朝晩少し寒さを感じる季節となりました。
季節の変わり目は体調の変化も起きやすく注意が必要ですね。
これから冬に向かいだんだん日照時間も少なくなり、なんだか物悲しくなってくる時期でもあります。(季節性うつと呼ばれたりします)
でも何かと悩みが多い妊活中、季節の変化に負けるわけにはいきません。
秋は味覚の秋と言われ、たくさんのおいしいものが食べられたり、気候が良くスポーツが楽しめたり、とうれしいこともいっぱいあります。
この気候を最大限に活用して今年は「スポーツの秋」を楽しんでみませんか?
今回お勧めするのはwalkingです。
しかも、朝のwalking!
なぜ朝のwalkingがおすすめなのか、ご紹介していきたいと思います。

なぜwalking?

適度な運動は脳とセロトニン分泌を活性化させます。運動の中でも比較的単調な有酸素運動がよいそうです。有酸素運動といえば、walkingやrunning、swimming、cycling・・・。単調に身体を動かし長い時間継続する運動が有酸素運動に該当します。

でもいきなりrunningを始めようとしてもハードルが高すぎますよね、ジムに入会してswimmingもいいのですが、Walkingなら明日からでも簡単に始めることができます。
しかも15~30分歩くだけで効果が得られます。

What’sセロトニン?

セロトニンについてみなさんはご存知ですか?


近年、セロトニンは「幸せホルモン」などと呼ばれています。
やる気や幸福感につながる脳内の神経伝達物質の大半をしめているそうです。
また、ほかの神経伝達物質をコントロールして、心を安定させる働きをしてくれます。
睡眠ホルモンであるメラトニンの原料でもあります。
寝不足や質の悪い睡眠が続くと心の不調をきたします。
セロトニンが十分分泌されていると夜にメラトニン分泌が促進され、良い眠りにつくことができます。質の良い眠りが心の安定につながります。

なぜ朝?

セロトニンの分泌は、朝、脳の覚醒と同時に始まり、視覚からの光刺激によって合成が促進されます。
日光浴をすることで分泌が促進されますが、朝日を浴びると体内時計が正しくリセットされるようです。
メラトニンの原料セロトニンがしっかり分泌されていると、夜にはメラトニンがしっかり分泌され、質の良い眠りにつけるようになります。
良い眠りもまた、セロトニンの分泌につながります。
朝のWalkingはセロトニンの分泌を増加させるだけでなく、夜の質の良い眠りに繋がり、質の良い眠りがセロトニン分泌に繋がり・・・。幸せのループができるのです。

朝の通勤時に少し早めに出発して15~30分、朝の光を浴びながら身体を動かしてダブル効果でセロトニン分泌を促してみませんか?

幸せホルモンの恩恵

今日ご紹介したセロトニンと朝のwalkingについては、当院で開催している妊活応援セミナー「きっと心が軽くなる・妊活との上手なつきあい方」でお話させていただいた内容です。
なにかと悩むことが多い妊活中。
けれども少しでも前向きにすすんでほしい。
心が落ち込んだ時、(私って落ち込んでばっかり・・ダメだなぁ。もっと前向きにがんばらないと!)なんて、気持ちを気持ちで制することはできないそうですよ。
一番いいのは行動パターンを変えること。
すると気持ちや思考回路も変化していくことがあります。
そのひとつとして紹介していたのが朝のwalkingでした。

そして、私自身も、なるほど!やってみよう!
と次の日から朝のwalkingを開始したわけです。
すると、
・なんだか仕事の充実感が違う!
・今日、お話ししたこと、すごく上手に伝えられたような気がする!
・朝の身支度の時間に余裕があり、落ち着いた穏やかな気持ちで一日がスタートできる!
と、お昼間とても穏やかな心で過ごせている自分に気が付きました。
歩きたい!というよりかは、朝日を浴びたい一心で朝起きています。
(※歩いて体重を減らしたい、どうせ歩くならセロトニンも増やしたい!が正解かも笑)

毎日違う表情の空を見上げることも楽しみのひとつです。

ナース面談でそんなお話をさせていただいて、朝のwalkingをお勧めした方がいらっしゃいました。次にお会いしたときには「面談の翌日から朝のwalkingを始めましたよ。」と報告していただいたのです、とてもおだやかな表情で。

それがもう、うれしくて、うれしくて・・・。
このお話も私にとっては幸せホルモンの恩恵です。

日光浴、質の良い睡眠、適度な運動のほかにも、腸内環境を整える、感情を動かす(感動の涙を流すなど)ことでセロトニンは分泌されるそうです。

秋を楽しみながら、セロトニン分泌促進!幸せホルモンを増やして、いきいき妊活してみませんか。